富士見町三春町境界尾根から望む三春町方面。
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ここでまた、観音崎本尾根ラインのマイナーな引き直しが生じた。
当初、下に見える何軒かのお宅の左側の山を尾根線としていたが、迅速測図などと照らし合わせると、ラインはここより北東側、画像ではもっと左方になる。だが、正面にそびえる山(左方の山と谷をはさんでいる)は公郷隧道の上の山であり、少なくともその左手部分は尾根線上の可能性がある。
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(地理院地図を加工)

因みに眺望画像右遠方の山は、確信は無いが方向的に新大津駅の向こう、池田町手前の山であるとすれば、そちらに尾根線が向かっていることになる。
例によって以下の地図画像は、この修正尾根線に基づいて作成するが、ここまでの画像については面倒なのと、マクロな画像ではあまり違いは無いと思われるのでそのままにしておく。ご了承いただきたい。

ということで、先程望んだ三春町側の谷に一度下らなければならない。
そしてちょうどいいところに下り坂がある。
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これを下っていこう。
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先程の急階段の分に加えてどうみき坂で上った分もあるのだろう。結構な下りである。
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三春町にゃんにゃん
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振り返ってにゃんにゃん
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にゃん、にゃん言ってるうちに外界に着いた。

下りついた道を、尾根線を目指し北へ向かう。
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軽い上り、この辺がピークかな、というところにジャストミートで庚申塔の皆さんがいらっしゃる。
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庚申塔に関しては、例によってこちらのリンクを貼っておこう。

ゆるゆるなピークであるが、この道はこの先で出会う公郷隧道をくぐる広い道の旧道であるらしい。そして上のリンク先によれば、ピークの先の下り坂を「もちん坂」と呼ぶとのことである。名前の由来は、ざっくり調べてもオンラインでは不明。
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(地理院地図を加工)

尾根線はほんの少し先、右画像の辺りで交差していると考えてよいだろう。明らかに切り通しっぽい。(左画像は、2018.8.19)
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つまるところラインは引き間違えていたが、現場のなめこさんは尾根の交差ポイントについてはきっちりと押さえていたようだ。(笑)

上の右画像、右にちらりと見える階段は速攻で集合住宅の玄関だが、左の階段はある程度まで行けそうである。
この日は行かなかったが、後日(2018.8.19)上ってみたので、ここでご紹介しておこう。

早速上る。
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階段を左へ曲がるところ。海が見える。
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右、左と道はくねくね続く。
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右画像奥を右へ階段を上ったところが、お宅の玄関で行き止まりである。

最初の階段から上はほぼ尾根道ではあるし眺望も良いが、行き止まりで半プライベートな場所でもある。長居は無用、引き返そう。
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左画像は最初の階段を上りきったところからの眺望、下がもちん坂、正面方向がだいたいこの先の尾根線である。

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(地理院地図を加工)


尾根線もちん坂の右方向に進む。この先尾根線に直接通じていそうな右方向に上る階段もあったのだが、そちらもこの日はスルーしてしまった。後日(2016.11.12)そちらには上っているので、それについては次記事で記すことにする。

結果的にこの先は迂回路の迂回路的になってしまっているのだが、とりあえず本記事ではこの日の探索を続行しよう。

もちん坂を下ればもちん坂に対するいわゆる「新道」に出る。堀ノ内〜衣笠というこの辺りの京急バスとしては比較的あっさりしている路線のバス通りでもある。
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「新道」=バス通りに合流してから振り返ったところ。翌週11.12の画像、凶悪な逆光画像で申し訳ない。
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右が今下ってきたもちん坂、左のトンネルが公郷隧道である。

申し上げるべくもなく、このトンネルは観音崎尾根をくぐるためのものである。ここのところ観音崎尾根越えはずっと切り通し坂で頑張ってきたが、道路としては若松隧道以来久々にこの尾根をくぐるトンネルとなる。(厳密には若松隧道は尾根超えではないですね)
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因みに、この尾根(本尾根)をくぐる「車が通れるトンネル」は全部で7つある。(沢山、新沢山、若松、公郷。あと3つあります)

この公郷隧道は車が通れるトンネルだが、人間と自転車はくぐってはならぬらしい。
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英語表記があるということは、米軍といえども、あるいはトランプでも金正恩でもくぐれないのである。(なんで米朝首脳?)
もっともどこだかの独裁者気取りのヤクザと火炎瓶野郎であれば、公共の電波を乗っ取って怪しげな短歌を詠みながら無教養を晒し、法律を捻じ曲げてでもくぐりそうだが。(日付の2年後の時事ネタ出すな)

トンネルの先、山崎小学校前の交差点を右折する。
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先程の「人間とチャリと米軍と立法府の長はこっち逝けよヴォケ」と書かれていた(書かれてない書かれてないw)のがこのトンネルである。山崎ふれあいトンネル。(車は通れないので先ほどの7つにはカウントしていない)
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尾根線はこれらのトンネルの上、右側にある。少し先のこの脇道から上ろう。
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以前も申し上げたが、先程の公郷隧道までは観音崎本尾根は海岸線ぎりぎりを走る岸壁尾根なので、ここから北西方向に見える京急さんの線路に迫るこの山は、概ね本尾根であろう(右画像)。
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海方面の眺望(左画像。中央手前が山崎小学校)、そしてじきに本尾根尾根道に達する。
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右側の白いお宅の見える高みから正面の尾根道尾根線が下りて来ている。

尾根道に合流した左側にかわいらしい庚申塔さんがいる。
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これについては次記事であらためてご紹介する。

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(地理院地図を加工)

先程見えた高みに上る階段があるので、上ってみよう。
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上りついてから下を見下ろしてみる。
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我々は左の電柱の向こう側から上ってきた(電柱から上り道をはさんだ反対側に庚申塔さんがいる)。尾根線は、右へカーブする道なりに続いている。

階段の上のつづきだが、高台の道を経て一段下がったこの先で行き止まりである。
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奥まで行ってみたが、明確に人様の私有地然(お庭?)としていて遠慮したからであろう、この先の画像はない。

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(地理院地図を加工)

今日はもちん坂公郷隧道前まで下り、山崎小学校前を右折して上り坂をえっちらおっちら上ってきたわけだが、先程ちらっと触れた旧道のピークの先右側の階段を上って、尾根道に出る若干近道もあるようだ。その経路だけ日付は後日のものになるが、次記事はそちらからスタートすることにする。