まずは地理院地図をご覧いただこう。
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(地理院地図を加工)

防大正門前から下るこの道路は、台地の面上からは完全には下らず、防大の南端を東へ直進し、点線で描かれた道路に合流する。この点線路をうまくたどれば、この先の観音崎公園まで抜けられそうなのだが。。。
点線で描かれる道路は、地形図では庭園路とされリンク先によれば「公園、住宅地などで自動車の通行を規制している道路や工場の中などで一般の自動車が通れない道路」と説明されている。自動車に限定されているが、例えばYRPのNTT研究開発センタ(通称:通研)の場合などのように、一般の無関係な人間も通行できないことがある。
ここでの「公園、住宅地など」や「工場の中など」「など」に相当するものは、防衛大学校のことであろう。その先の観音崎公園のエリアである可能性もあるが、そうでないことは後でわかっている。「入門手続されたし」の防大の敷地である。ロリコン尾根変態と言えども一般人の通行は難しいだろう。
なのでそこまでの実線で描かれている道路(2車線道路)を行けるところまで進み、進めなくなった時点で戻ればよいだろう、というのがここから先の探索の当初の目論見であった。なぜか本記事のタイトルである小原台緑地のことを見落としていたのだが、そのことは後で述べる。
 
そんなわけでこの道を進むと、右方向(南方向)へ下る坂があり、直進方向にはこの問題の看板があったのである。
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進入・駐停車禁止」と書いてあることから、車両に対するメッセージであることは明白である。だが一方で「私有地」とも書いてある。これはまずい。「うっかりはいってしまっていましたてへっ♡」な場合を除いて、品行方正なこのブログ(どこが?)的には基本、私有地侵入はNGである。
ここでこれを食らうことは想定していなかった。防衛大学校という非常にヤバいものの直後である。神経質になるのは自称ロリコン左翼の私だけではあるまい。実際、あの無敵のGoogleさんもこの先には侵入していない(笑)

後でわかったのだが、実際にこの先をしれっと通行し、観音崎公園森のロッジという施設へ抜けたレポートがある。(【多摩三浦丘陵縦走:“新説・推定ルート”探索】~横須賀のヤマトタケル古代道~多摩丘陵フットパス・ウォーク(リンク切れ)
ちゃんとした団体のアカデミックなウォーキングの記事でもあるので、なにがしかの許可を得た上での通行であったのかもしれない。

何にせよこの場合「私有地」と書かれちゃっているのがまずいのである。この「私」がこの先々の住宅の方々なのか、防衛大学校長のことなのか、防衛省が「私」を詐称しているのか判然としないが、ここは進まない方が無難であろう。あっちこっちに防大の監視カメラが設置されているという噂もある。(笑)

よってここは直進せず、立て札の手前を右折、南方向へ二葉小原台の境界の坂を下ることにする。
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遠景で海が見える。その右の山は、県道209号観音崎環状線梅山交差点から近い鴨居1丁目の山。その山の名称が「梅山」なのかどうかはわからない。もしも今探索中の尾根のゴールとして観音崎を選ばなければ、この山も尾根上に含まれていたかも知れない。

できるだけ尾根線に寄り添うために、最初に左へ入れるこの角の道に入る。(左画像は2019.1.14)
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防大(通称:小原台)には突入できなかったが、町名小原台にはここで祝!突入♡である。(笑)(右画像は2019.1.14)
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坂を下ったとはいえ、標高は充分に高いので、海はよく見通せる。
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どういうわけかこのときの私は、地理院地図よりもGoogle Mapの方を拠り所にしていたようである。なので、本記事のタイトルである小原台緑地の存在をまったく認識せずに、この階段(左画像)を上った先を右折し小原台の住宅地の中にうにうにと入っていった。
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だが地理院地図を見ると、ここを左折しこちらは軽車道として描かれている小原台緑地内の道をたどっていけば、街路が込み入っていてほぼ迷宮状態(笑)小原台を一気にショートカットできそうなのである。。。ということに、本記事を書き進めているうちに初めて気がついた。(はい?)
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尾根探索的にここはやはり人様のお宅の間をうにうにまわるよりも、尾根面である台地の縁に沿った緑地の道を進むのが良いだろう。よってここから先は後日(2019.1.14)フォローした小原台緑地を探索記録として記すことにしよう。日付を飛ばした別記事にしてもご不便かと思うので、例によって本記事に埋め込んでしまうことにする。
何か2箇所ほど緑地内の道が先程の立入禁止2車線道路につながっているのが気になるが、それについては後(次記事)でわかる。

そんなわけで、未来のなめこさーん!

はーい!(やめろバカバカしい)

この日(2019.1.14)の私は田浦でうろうろした後(記事にしたらリンクします)、普通浦賀へ直行した。
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早速、例の二葉・小原台境界の坂道への浦賀駅からの近道をGoogleさんにお尋ねすると、をくぐって道なりに行けば良いというお告げなのだが。。。
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谷道である。実に不吉だ。。。(笑)

谷頭に達した。
出た。鬼のような階段である。(笑)
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この階段を登った先は浦上台3丁目前々記事浦賀インターからの直線道路から少し下がったところである。あのときはつるぺたな土地だったが、あそこはそれなりの標高はあったわけである。尾根線をなめてはいけないという教訓である。(笑)

地名はすぐに二葉1丁目に変わり、台地の裾にそって緩やかな曲線を描きつつ、やがて二葉・小原台境界の坂道に達する。
その辺りの住宅街の画像は省略するが、公園コレクターとしてのなめこさんは、途中のこの公園を見逃すわけにはいかない。(いつからそんな胡散臭い肩書になった?)

二葉1丁目公園
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ややっ!このエロい生命体は何だっ!?雌雄同体かっ???(それ意味あってんの?)
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台地の裾に沿って緩やかな曲線を描きつつ、やがて二葉・小原台境界坂道に出る。
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正面が防大、左が二葉1丁目、右が小原台
上記小原台緑地側への角に行くには、防大方向に少し戻る。

角から階段までの画像を再掲しよう。角の左画像は上の画像と反対向きである。右が二葉、左が小原台
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階段を上る。右は迷宮状態の小原台住宅地へ向かうが、
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ここは左へ進む。これ(右画像)が緑地の入口か?
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入るとすぐに左(防大方向)へ上る分岐がある。
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上ってみよう。
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左上にフェンスがある。このフェンスから先は防大の領地ということになるのであろうか?
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フェンスにかすめるようにして道は下りになる。
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やや朽ち気味のテーブルが設置されている。
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先程の道に合流。
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(地理院地図を加工)

道なりに進む。
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次の分岐である。上る。
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謎の円形広場?。
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む!これは?
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これも軍事遺跡か?(いや、違うんじゃね?)
UFOの着陸地か?(なんでUFOが出てくる!?)

ここで行き止まり。ここから上にはカタギには上れない。
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元の道へ戻る。
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さらに進む。
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道の真中に陣取るテーブル。
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道は下り傾向である。
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そして次の分岐。上る。
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もはやなんだかわからない段差と枯れ葉に埋もれたテーブルで行き止まりである。
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元の道へ戻る。
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下界(?)が見えてきた。
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小原台緑地はこれでおしまい?

小原台緑地と書かれた門柱がどこかにあるはずだったのだが見つからなかった。もしかして上右画像に写っているのがそれだったのかも?
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(地理院地図を加工)

そしてこの後、我々は驚愕の状況に遭遇するのである!(はい?)