尾根を「素掘りのトンネル」(厳密には出口の西側はコンクリート)でくぐった先は観音崎通りである。
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実を申し上げると、探索中、及びこの記事を書き始めた当初は、この道路の名称がわからなかった。横須賀市のサイト( 道路の愛称)では「走水〜京急浦賀駅」を観音崎通りとしているが、そのうち観音崎バス停からこの先の観音崎大橋の交差点までの区間が、こちらの観音崎隧道をくぐる道路なのか、それともショートカットして鴨居隧道をくぐる県道209号の方なのか、どちらだかわからなかったのである。
だが何のことはない、2つ先の記事の下調べで観音崎大橋付近のStreetViewをうにうにやっていたら、まさに観音崎大橋を渡ったところに「観音崎通り」の標識を見つけた
他にも無いかとStreetViewを探したら、もう一つ観音崎バス停から少し観音崎隧道の方へ進んだパークセンターの前に立っていた
つまり、観音崎隧道をくぐる区間の側の入口と出口付近に標識があるということになる。それだけかよとお思いになるかもしれないが、逆に言えばその2箇所の標識で、こちらの区間が確実に観音崎通りであるということを決定することができるのである。
というわけで、今まで適当にこの道路を「観音崎隧道の道路」だのなんだのむにゃむにゃしたことを申し上げていたが、これで「観音崎通り」と堂々と呼称することが可能になった。よって例によってこれまでの記事はこっそり直しておくことにする。(笑)

因みに、この区間のうちパークセンターから観音崎大橋の交差点までは、夏休み中の土日は時計回り方向に一方通行であるらしい。さすがは海である。(何がさすがは、だ)

少し歩いて、山側(右側)が噴水広場であるはずだが、これは工事中であろうか?
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戦没船員の碑の先分岐を下ると、ここか、もう少し先のたたら浜園地かに出るはずである。

ここまで書いていて初めてわかったのだが、この観音崎公園これからまた色々と手を加えるらしい。この工事もその一環なのだろう。

噴水広場の反対側(海側)に展望園地がある。
ここを登る。
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入口右側にある案内板。
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展望園地
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道路側よりも一段高くなっている、まさにここが尾根の末端であろう。海側に先っちょめぐり最後の先っちょがありそうだ。

ここから振り返って見えるとんがりは、
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こちらの先っちょのようだ。
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(地理院地図を加工)

奥には先程の先っちょ聴測所が見える。
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観音崎の地形」の説明板は3度めの登場だが、
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ここに描かれている地図が、以下の点で非常に興味深い。
  1. 例のバーベキュー場の辺りにかつてはユースホステルがあったこと。
  2. 第2砲台脇から下るトンネルの通路がはっきり描かれていて、海上交通センターから灯台への道は描かれていない。もしかしてあのトンネル、昔は通行できた?
ユースホステルは知らないが、そういえばあのトンネルは遠い昔に通ったことがあるような記憶があるのだが、やっぱ気にせいかな。

他の説明板もまとめて貼っておく。
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観音崎にゃん3号。
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園地奥のこの建物は、観音崎自然博物館
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ここまで来ると先程の先っちょ が2つとも、聴測所込みでよく見える
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海側に下りてみよう。
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これも先っちょっちゃ先っちょプチ先っちょである。
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(地理院地図を加工)

海岸の通路。
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少し進むと、顕著な先っちょがある。
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(地理院地図を加工)

おおおっ!まさに先っちょ!!!(笑)
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さらに先っちょ!
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先っちょパノラマ!(やかましい!)
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戻る。
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パノラマで右側に見えた島っぽいやつ。
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あと1個、の一番先の先っちょを目指す。
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右側の観音崎自然博物館へ登る階段と、左側の海岸に下る階段があるが、どちらも通行できない。
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海岸へは降りられないが、ここが最後のとんがり、先っちょである。
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(地理院地図を加工)

ここから先の海岸はたたら浜
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バス停前の三軒家とともに、観音崎に2つあるとされる浜の1つである。

観音崎隧道からの道路の谷をはさむことになるので、前に申し上げたとおりこの浜から先は観音崎先っちょの範疇からははずして良いだろう。

さて皆さんはここまでの先っちょのうち、どれが真の観音崎であると思われるであろうか?
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結論を申し上げれば、正直どうでも良い。(はい?)
真の観音崎は皆さんの心の中に(おい)

まあそれでは身も蓋もないので、ここはやはり本命である、観音埼灯台直下、過去の灯台がごろごろ転がっている、道路のとんがりが実に怪しい、この先っちょ真の観音崎としておこう。別に怒る人もいまい。(最初から灯台のある尾根がゴールだとあんた言っていたではないか!怒!)
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今思えば、あの道路のとんがりが真の観音崎であることを暗に主張しているのかもしれない。(は?)
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ここを真の観音崎観音崎尾根探索の終点として、ここまでの探索地図を作ってみた。何らかのご参考にでもなれば幸いである。


以上で観音崎尾根探索は終了である。お疲れ様でした。

そんなわけで、ここから先しばらくは、観音崎南側、鴨居周辺の散策記事となる。