一昨日同様、今日は午前中に諸々の用事があったので午後も遅くからの街道歩き、そう、重役ハイキングどころかCEOハイキングである!(いやCEOは朝からちゃんと働くぞ)
そういえばすずさん観たのはこの頃だったんだな。(いきなり今の時制で過去形で語るな!)

そんなわけで金沢八景14時26分なのだっ!(ドヤ顔で叫ぶなよっ!)
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工事中の金沢八景駅、この日付、横浜市大の看板を持った少年が立っているということはセンター試験かな? うん、うん、あそこは変なトンネルとかくぐってただでさえわかりにくいのに、工事中になってさらにわかりにくくなっているんだよな。(何、納得してんだよ)
今は改札が橋上になって、だいぶわかりやすくなっているぞ。いや、わかりやすくなっているであろう。(恒例、時制の混乱w)

から見て正面方向。
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八景には忌まわしい思い出があるが(また忌まわしい思い出か)、まあ色々と懐かしい。ここにたくさんあったお店はどこへ行ってしまったのであろう。

上の画像は正面、中央の和菓子屋さんの前を右方向が浦賀道であるが、とりあえずは今日のスタート点、瀬戸神社へ向かう。

瀬戸神社公式横浜金沢観光協会)。
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この鳥居の前を右から左へ浦賀道は通っていたはずである。

まずは瀬戸神社にお参りすることにしよう。(1枚目の説明板画像だけ2016.11.23)

最初の説明書きにあった社叢林瀬戸神社前交差点の正面見えたあの山がそれである。あそこには登れるのかどうか、とりあえず神社側のビジュアルはこんな感じ。(なぜ登ろうとするw)
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因みに神社外の裏側はこうである
何事かビッグなことを成さんと志すものは、その先の道を行き適当な登山口を見つけて登られるがよかろう。(やめろーw)

鳥居から先、歩道が2つに分かれているが、左は国道16号の歩道、右はちょっと角度ついているが概ね古道のルートである。
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だが市大前の踏切方面へ向かう道路と交差した先は、ビルが建っていて進めない。
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今昔マップには平成10年(1998年)修正の地図まで、その先らしき道が描かれている。
シーサイドライン金沢八景駅延長にともなう金沢八景駅周辺の区画整理事業の工事が開始されたのが平成22年(2010年)というから、そのタイミングで道が失われたのであろう。

大変素晴らしいことに、Googleさんでそのプロセスがちょっとだけ垣間見れる。 こちらが2010年、標識の裏の横断歩道を左へ向かう道が古道ルートである。


そしてこちらがほぼ同じ場所の2014年、


この道を正面から見ることはできないが、少し進んで振り返って見たのがこれ、2010年。


2014年。


病的な古道ヲタク(だから病的ゆーな)にとっては、古道が失われるプロセスの実に痛々しい画像であるが、我々はこの事実から目をそらしてはならないのだっ!(何だよ突然)
遠目であまり観察できないので載せないが、国道から鳥居越しのビュー等々他にも色々見られるので、ご興味のある方は是非、StreetViewで時計マークを色々といじって試してみていただきたい。

ここであらためて地名の話。瀬戸神社から金沢八景駅、後で出てくる泥牛庵まではすべて瀬戸という。弟が泣きわめく花嫁の地元ではない(それはもういい)。陶磁器の生産地でも(わかったわかった)
意味は「金沢区の地名と由来」によれば「陸地の狭まっている所」とされているが、通常はが狭まっているという意味のはずである。そちらの意味で言えば、(表現が逆になるが)瀬戸ノ内海の湾口が狭まっているところに瀬戸橋がかかっているといったような、まさに瀬戸と名乗るにふさわしい地形ではあるのだが、実際のところ瀬戸神社のロケーションが、現在も残る平潟湾や当時はそのに含まれていた八景駅前周辺と、反対側の市大の正門や体育館の辺りまで入り込んでいた瀬戸ノ内海側の入り江に挟まれていたようなので、陸地の方も狭まっていたっちゃ狭まっていたのだが。

さて、瀬戸神社前から先である。なめこさんはスパイダースみたいに建物を直進できないので(またなんだかわからないことを言っているな)、仕方がないのでにじゃぶじゃぶ入ることにし(はい?)、かつてはそこも平潟湾であった国道側からの方へ廻る。
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左画像はまだ平潟湾側にまでしか来ていないシーサイドライン、右画像、下画像に建設中であるその延長上の土台ができつつある。将来的には貴重な画像になるであろう。(笑)

工事中のシーサイドラインを横切れないので、
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の方へぐるぐる廻る。
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晴れて正面、先程の和菓子屋さんの前に出る。
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(地理院地図を加工)

2016.11.23現在で前に貼ってあった看板マップだが、
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多分この日もマップはあったと思うし、周りのレイアウトはあまり変わっていないと思うので、これでもっと詳細なルートを図示してみよう。(意味あるの?)
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和菓子屋さんの前の道を進む。16号から一本側に入った路地である。
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けいきゅんだ♪ あはは。あはは。あはは。 (何壊れてんだよっ!)
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あああっ!この辺りにも忌まわしい思い出がっ!(やかましい!)
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左にカーブした古道は、国道16号に合流する。金沢八景南口交差点
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この先は国道が微妙に上り坂になっていて、
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左右に切り立った山がある。
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そうご推察の通り、かつてこの左右には尾根が通っていた。環状4号線 相武隧道上辺りで主尾根から分岐し、高舟台お伊勢山権現山を経て、沿いの九覧亭まで通じる尾根である。(このブログでは八景尾根と命名します。次記事に簡単な地図を載せる予定)
これらはその尾根の断面であり、おそらくここにはその尾根、あるいはこの規模であればちょっとした切り通しがあったはずである。迅速測図で見た感じ道路の両脇に切り通しの表現ははっきり見えないが、等高線的にはどう見ても切り通しであろう。
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今昔マップより)

右側の尾根上に泥牛庵がある。上ってみよう。
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吼月山泥牛庵〈臨済宗円覚寺派〉(金沢三十四観音札所鎌倉遺構探索)。
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浦賀道現国道16号)を挟んで反対側の山、この間が掘削されたのだ。
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反対側の尾根の麓には金龍禅寺、お寺の領域内に先程申し上げた九覧亭がある。そちらにも行ってみよう。

参道入口。
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昇天山金龍禅院〈臨済宗建長寺派〉(横浜金沢観光協会鎌倉遺構探索)。だが、残念ながら門が閉まっていた。
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門外の庚申塔とお地蔵様だけ拝見させていただこう。
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九覧亭方向。(適当)
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九覧亭とは、景+富士山景という意味であるそうだ。八景見えるのが売りの能見堂からも富士が見えるかどうかはしらないが、こちらの場合、同方向にセットで見えるところがポイントなのであろう。
九覧亭には今回はたどり着きえていないが、現状に関しては上記でリンクした鎌倉遺構探索のページのレポートが詳しい。

国道へ戻る。あらためて入口に建っていた石塔。
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そしてまたあらためて国道反対側の泥牛庵を望む。しかしすごい山だな。
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この断ち切られた尾根を境に、地名は瀬戸から六浦1丁目へ変わる。

国道を進むと、
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このブログでは既に何度か登場しているような気がする六浦交差点である。
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歩道橋を渡る。
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三浦の色んな山が見えるが、今日は解説は省略。こちらの記事をご参照ください)
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16号のここから先はかつては、よって浦賀道あ、ステンレス京急さんだ♡(話を中断するな!)
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国道16号、この先内川橋方面は海っ!だったので、浦賀道六浦交差点から先は環状4号側へ迂回することになる。
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(地理院地図を加工)

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(地理院地図を加工)