フェンス沿いの急坂、この先は人界である。(人界?)
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切り通しからここまでは、ほぼ確実に古道であると思ってよいだろう。道幅からいって崖下の住宅地の造成で若干削られたのではないかという疑惑のある区間もあるが、ルートまで変更されることはあるまいかと思う。
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(地理院地図を加工)

上の地図で、この坂道から先の青ライン古道)を描いていないのは、現在の住宅地の道路が存在するために、そのうちのどれが古道ルートか、あるいはどれも古道でないか、記事的に未確定であることを意味する。その先の、時計回りカーブから船越小学校国道16号を突っ切るルートはほぼ確定であろうということで(小学校内は通行できないが)、私が勝手に引いたラインである。

坂を下ろう。
雨後とか滑りやすいときは、網々に捕まりながら下りたほうが良いかもしれない、それぐらい急なフェンス沿いの坂は途中から階段になる。ってか最初から階段だったかな?
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がらめき切通から先の尾根上は左が船越町6丁目、右が船越町5丁目であったが、尾根の右側へ下るこの坂から我々は5丁目派に与することになる。(与する?)

T字路。左は私有地っぽかった(?)ので右へ曲がる。
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道なりに下っていくと、
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国道16号に出る。
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(地理院地図を加工)

国道を左折。
この案内標識(この先の船越町交差点の予告標識)は、先程天界から見下ろしたものである。(天界じゃねーよ) 
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元々のがらめきの続き、下り先は、くねくねしながらもある程度国道から距離を取りつつ京急田浦駅方面へ向かうはずであり、ここで国道に出るのは早い。つまりここまでの道はどこかで古道から外れてしまっていて、古道のさらなる続きは途中のどこかで分岐しているはずである。だがなぜか、現状の地図を見ても今までの山道から下った道は、南方向へは2D的3D的に断絶していて繋がっていない。
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(地理院地図を加工)

これはいわゆる、生物学や考古学やミステリィ文学でいうところの「ミッシングリンク」というべきものであろう。

この日は国道沿いの田浦警察署の前を身を隠しながら通過し、(なぜ身を隠す?)
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現在の国道側の出口と思われる船越小学校の脇から
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古道と想定される道を逆走した。
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そしてこの人に出会った。(はい?)
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船越町のにゃんだから、船越にゃん一郎と名付けよう(オスなのかよ?)。崖っぷちに立っている風格がいかにもである。(崖じゃねーし。立ってねーし。)
女子ならば船越にゃん子でもいいぞ。(何のひねりもないな)

船越にゃんと崖上対決をした後、坂を上って、
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上画像右へ上る白い階段を上り、一番奥まで行って戻った。
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(地理院地図を加工)

だが、同じ道を往復するのをつまらないと感じる方は、上記船越小脇よりも手前から通じている道がある(下見のときはそちらから上ったのだが、この日はなぜかそれを忘れていた(何やってんだかw))のでそちらをご紹介しておこう。

以下、一部を除いて2016.11.23の画像。

国道16号田浦警察署前交差点
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ここに左へ入る路地がある。それがちょっとだけ近道、警察署の真ん前を通らないので凶悪犯罪者なめなんとかも身を隠さなくて良い。(w)

ちなみにこの交差点を右(西)へ行くと、京急さんをくぐって京急田浦駅裏側の南郷公園の方に行くことができる。南郷公園から奥は船越町4丁目、谷を奥まで行って鬼のような階段(笑)を上れば、浦郷尾根(浜見台尾根)を経て鷹取山へ行けるハイキングコースである。(鷹取山登山コース・田浦コース検証
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(地理院地図を加工)

路地に入って階段を上る。
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階段を上りきって青い網々フェンス沿いに進めば、先程の階段分岐(右画像、左奥から)に達する。(左画像は2019.10.27、右画像は本日)
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(地理院地図を加工)

この記事の日付に戻る。

この白い階段の道を奥まで行ってみる。
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ここで行き止まり。
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(地理院地図を加工)

奥右の階段を上ると広場になっている。そこは元々宅地で、もしかして入るのはNGかもしれない。
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段上のお宅は先程のフェンス沿いの坂、下画像に左崖上にあり、
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行き止まり正面のお宅は、同画像下り正面に見えるお宅である。

このときの私は、古道の断絶部分のルートとしては、
  1. フェンス沿いの坂を下らず、崖上のお宅の敷地を経てこの広場(元宅地?)へ下ってからこの行き止まりに通じていた
  2. フェンス沿いの坂を下り、今の正面のお宅の敷地を経てまっすぐに行き止まりに通じていた
のいずれかではないかと思っていた。
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(地理院地図を加工)

だが今は、どちらのルートも違うと私は思っている。
さらにこれから、この行き止まりから順方向に「古道であろう」ルートをたどるが、途中までは真の古道ではないとも思っている。それらについては机上検証篇で議論する。

行き止まりからの道を下り右折すると、左へ緩いカーブになっている。
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さらにこの白い階段を下る。
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(地理院地図を加工)

下った先を左折。私はここからほぼ確実に真の古道ルートではないかと考えている。(それについても机上検証篇で述べる)
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この画像は先程の階段分岐から古道順方向に見た画角になる。青い網々フェンスの道を今度は右へカーブ。

直線状の坂を下ると、正面に横須賀市立船越小学校のグラウンドが見えてくる。
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古道はこの小学校の校庭と国道16号を突っ切って、向こうに見える京急田浦駅(歩道橋、青い標識の向こう側)方向へ向う。
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おそらく現在の校庭内のの左側には、先程まで乗っていた尾根があったはずで、それに沿って若干のカーブがあったと思われる。つまり坂を下りてからの見通しの良い直線的な道も厳密に古道ルートであるかどうかは怪しい。

なめこさんは、フェンスを越えて学校に侵入するなどという犯罪行為(いや無理だろ)田浦警察署のお世話になるわけにはいかないので、このままフェンスに沿って歩き、国道に出る。
青い案内標識のが貼り付けてある歩道橋を渡って、下りたところが京急田浦駅である。
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この歩道橋か、もう少し先の位置で古道国道16号に今回は合流ではなくクロスする。

歩道橋に上って、古道ルートの前後を眺めてみよう。
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左画像、奥のバスケットのゴールの後ろにがらめきをくだってきた古道が見える。
右画像はこれから向かう方向、古道国道右側の商店街のなかに突入する。

歩道橋を渡って下ると京急田浦駅である。
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以上でがらめき区間、「古道であろう」ルートは終了である。普通に古道歩きをお楽しみになりたい方にはだいたいこんなルートで十分であろう。
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(地理院地図を加工)

基本がらめきのキモは、切り通しからの山道であり、そこまでの上りと下りルートは、道路、地形に諸々の改変が行われている以上、病的な古道ヲタク(出たw)でないかぎりあまり重要ではない。真の古道が失われている以上、あなた方が歩まれた道、それぞれがメンテ古道なのである。(また適当なことを)
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(地理院地図を加工)

次記事以降では、病的な方々のために、「真の古道であろう」ルート(?)を検証しよう。
机上検証篇1を見る
本区間の検証記事、机上検証篇3を見る

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